ラモーナのおきて - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

10/26レンタルリリース 20世紀フォックス

原題は'Ramona and Beezus'。ベバリイ・クリアリーの児童文学“ヘンリーくん”シリーズの一篇を原作にした女の子向けのファミリーコメディです。主演は「REC レック/ザ・クアランティン」等、今ハリウッドでトップクラスの売れっ子子役であるジョーイ・キングちゃん。更に全米トップアイドルのセレーナ・ゴメスが出演。ジョン・コーベット、ブリジット・モイナハン、ジョシュ・デュアメル、サンドラ・オーと大人の俳優陣も充実してます。監督は「愛しのアクアマリン」のエリザベス・アレン。

空想癖が過ぎて問題ばかりを起こす少女ラモーナは、優しい家族に囲まれて楽しく暮らしてきたのだが、ある日パパが会社からリストラされてしまう。このままでは家族はバラバラに!? 想像が膨らみ過ぎたラモーナは自らお金を稼ごうと働き始めたのだが…。

とにかく主演のジョーイ・キングちゃんの可愛さが際立つ作品! ルックスだけでも充分可愛いのに、顔やお洋服を泥んこにしてまで繰り広げるヤンチャぶりがもう可愛過ぎ! そして彼女が想像する空想のシーンもCGやミニチュアモデルを駆使して可愛く丁寧に作られていて、ここが大きな見どころに。

逆にお姉ちゃんであるビーザス役のセレーナは典型的な優等生キャラで、ちょっと損な役回りだったでしょうか。

彼女たちを取り巻く大人たちは、みんな愉快かつ理解ある良い人ぞろい。でも、逆にここが個人的にはちょっと気に入らなかったかな。ヒロインに対抗するいじめっ子とかいじわるばあさんみたいなキャラがいれば、お話がもう一つ膨らんだのでは? と思いました。この辺は原作どおりなのでしょうか?

あと気になったのは、100分オーバーと子供向け映画としては若干長めで、終盤はちょっと退屈しそうになるところ。まぁ、全体的にテンポが良いのでそれほど大した問題にはなってませんが。

トータルで見れば、お子様に安心して見せられる中々の良作だと思います。でも、これくらいの可愛いドタバタ(水の掛け合いとかゲロったりとか)で目くじら立てるような親御さんとかもいるのかな?