ランカスカ海戦 パイレーツ・ウォー
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2011/10/07
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Queens of Langkasuka Trailer with English Subtitle
原題は'Puen yai jon salad'(英題'Queens of Langkasuka' or 'Legend of the Tsunami Warrior')。タイ製の歴史スペクタクルアクションです。主演は「心霊写真」のアナンダ・エヴァリンハム。「七人のマッハ」のダン・チューポンも出演してます。監督・脚本は「ナンナーク」「ジャンダラ」のノンスィー・ニミブットです。
約四百年前。女王の下で栄える海洋王国ランカスカは海賊の驚異に晒されていた。対抗手段としてオランダ人が製造した巨大大砲を輸入しようとするが、輸送船が海賊に襲われ、海の藻屑となってしまう。乗船していた中国人技術者リム・キアムも海に流されたのだが、辛くもある漁村に漂着、命を助けられたのだった。それから十数年後。あの事件と同じ日に生まれたパリは青年に成長し、リムに様々な事を教えられていた。一方、ランカスカの女王は海賊との戦いに決着を着ける決意を固め…。
勝敗の鍵を握る巨大大砲。それを巡る戦いに漁村も巻き込まれ、壊滅。結婚したばかりの花嫁を殺された青年が復讐を図るというストーリーです、大まかに言えば。更には、海の民には魚を操る魔術みたいなのがあるんだけど、当然行き過ぎると暗黒面に堕ちてしまい、それが海賊に…みたいなオモロ要素も。
オモロ要素と言えば、ヒロインは男勝りの妹姫、仮面の戦士、白と黒の魔術師、海上に浮かぶ巨大大砲、クジラがザッパーン! そしてお約束の忍者!! みたいなのが盛りだくさん!! アクションも最近のタイ映画らしい格闘戦多め! スペクタクルシーンは当然CGで、ちょっと拙い部分もありますが、まぁ頑張ってました。
そんな感じで、出てくる要素はかなりイイ感じなんですが、何故か全体のトーンがクソ真面目というか、メロドラマチックなノリ。うーん、これは撮らせる監督を間違えたんじゃないかなぁ。中国の武侠モノみたく、良い意味でマンガ的なノリでやった方が出てくるネタをより活かせられて、映画も盛り上がったと思うんですが。
あと気になったのが、主人公もヒロインもハーフの人を使ってる事。まぁ日本も似た様な状況だけど、こういう昔話的な作品なんだから、アジアっぽいルックスの役者を使った方が良かった気が。主演の俳優はオーランド・ブルーム似で、人気があるのはすぐに判るんだけど。あ、海賊さんたちにはイイ顔俳優が揃ってました(w。
そんな感じで、ちょっと残念な作品だったかな。タイ映画の体力、勢いは伝わるんですけれども。
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