花と蝶

7/25レンタルリリース GPミュージアムソフト

Vシネ『花と蝶』予告 月野りさ 大塚咲 オールインエンタテインメント

大塚咲と月野りさのW主演で贈るエロティックドラマです。共演は速水今日子。監督は金澤克次です。

裏通りに迷い込んだ少女・麗華がヤクザに絡まれているところを救った女彫師・美咲。実は麗華は、美咲の師匠である伝説の彫師・西條の実の娘だった。訳あって離れ離れに暮らしていた父娘を引き合わせる美咲。だが、西條は麗華に死んだ妻の影を見、思わず抱きしめてしまう。ショックを受けた麗華は彼の下を飛び出して…。

この後は、色々あった末に父親に弟子入りする娘。それを一番弟子であり、師匠の女と自負していたヒロインが嫉妬して…という流れ。

この種の刺青を扱った映画の常套どおりに、彫り＝セックスの代償行為という演出。つまりは妻に生き写しの娘(月野りさ二役)に彫る＝擬似的な近親相姦というお話です。こういうドロドロした展開は悪くないし、個人的に盛り上がったんですが、その後セリフであらためて語っちゃうのは、いくらVシネマでもちょっと下品かなぁと思いました。

そして女優陣は結構良かったです。大塚咲は女彫師にしては師匠への愛がねっとりと露骨に出過ぎて、もう少しストイックな部分も見せて欲しかったし、月野りさも演技力にかなり難あり。でも、どちらも濡れ場含め、頑張りは伝わって来ました。二人の相談相手になるバーのママさん役の速水今日子は余裕の好演。

ただ、彼女たちが良いだけに、それに対する男優たちの役者としての弱さが気になりました。主要なのは二人しかいないんだから、ここにもう少しマシな役者を使ってたら、作品がより締まっただろうに。まぁ、モロにV撮りな映像を見ても、かなりの低予算作品だと思われるので仕方ないのかなぁ。

花と蝶 [DVD]