監禁アマゾネス

6/24レンタルリリース ミッドシップ

原題は'The Book of Revelation'。ルパート・トムソンの同名小説(未邦訳?)を、監督／アナ・コッキノス、脚本／アンドリュー・ボーヴェルという「ヘッド・オン!」のコンビで映画化した豪製エロティックサスペンスです。主演は「月のひつじ」のトム・ロング。グレタ・スカッキ、「FRINGE」のアナ・トーヴも出演してます。

国際的人気バレエダンサーのダニエルが、公演間近に失踪してしまう。それから十二日後、突然帰って来たダニエル。彼は黒装束の三人の女たちによって誘拐され、拉致監禁。彼女たちに性的に弄ばれていたのだった…。

と、あらすじだけ書くと、邦題どおりに扇情的な内容のようですが、実際はショックを受けた主人公の姿を描く方がメインの、ドラマ色の強いミニシアター系の作品でした。

一応エロ系の見どころから。要するに逆レイプもの。で、普通の(?)レイプ映画にとって女性の肢体が一番の見せ場であるように、本作の一番の見ものはトム・ロングの男の色気ムンムンの鍛えられた体! 製品版はどうなるかわかりませんが、アソコもしっかりと映ってました(キャーッ!!)。そんな彼が両手両足を手錠で縛り付けられ、オナニーを強要されたり、ペニパンを履いた女性にアッー! されたりと、男が思い浮かべる単純にエロエロなヤツじゃなく、かなりアブノーマルなプレイをヤラされてしまいます!*1

とまあ、この部分は非常に濃厚で刺激的なんですが、前述のようにメインとなるのは、解放された後に主人公がたどる犯人探しと自分を見つめ直す放浪の旅の方。しかしコレがちょっと描写不足で、少なくとも自分にはあまり面白くは感じられなかった。両者が乖離してるし、かといって上手く対比出来てもないし。

そんな感じの、かなりヘンテコな映画でした。見どころが無いワケでもないんですが…。

あっ、ちなみにアナ・トーヴは主人公の妻役なので、彼女にエロいシーンはありません。そういう目的では見ないように!

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*1:ちなみに監督は女性。プロデューサーは「プリシラ」のヒト。