ミノタウロスの秘宝シンドバッドと迷宮の獣神

出版社/メーカー: トランスフォーマー
発売日: 2011/06/03
メディア: DVD
クリック: 1回
この商品を含むブログ (1件) を見る

原題は'Sinbad and the Minotaur'。オーストラリア製のファンタジーアドベンチャーです。主演は「監獄島」「30デイズ・ナイト」のマヌー・ベネット。

魔術師アルジハールが隠し持っていた世界最大の秘宝の在り処を示す地図を盗み出したシンドバッド。早速、ひょんな事からアルジハールの下から救い出した美女と共に、宝が眠るミノス島へ向かったのだが…。

うーん、コレは書くのが難しいなあ。もう最初からぶっちゃけると、ネタにするくらいにここがヒドい! ってのが無い代わりに、誉めたくなるようなポイントも無い、何とも地味な凡作なのでした。

まずキャスト。主人公が角刈り、角顔、筋肉ムキムキ*1のオッサンで、余りシンドバッド感が無いのは気になりますが、その他はそこそこにはキレイなおネエさんたちに、黒人、アジア系、ハゲ頭等々、いかにもいそうな顔触れが揃っている、んですが、揃いも揃ってみんな誰かの代用品みたいなハナの無さ…。特に悪役の魔術師は完全にイムホテップの劣化コピー版。

ミノタウロスも、全身に角というかトゲの生えたバッファローで、カッコ良くもないけど目も当てられないほどヒドくもない。まぁ大して活躍もしてくれないんですが。

その他、ミノタウロスの呪いで人間に角が生えてゾンビみたいに蠢いたりと、ちょっとしたグロ画像も出たりしますが、全て大したレベルではない。クライマックスでは火山が大爆発! という展開にもなるんだけど盛り上がらず…。

IMDbでは一応劇場公開作という扱いですが、おそらくはアメリカ向けのTVムービー or DVDスルー作品用に作られた作品ではないかと。そう考えたら納得の行く(かな?)凡作でした。