レジェンド・オブ・シルバー 借りぐらしの妖精
6/3レンタルリリース インターフィルム
原題は'Julenatt i Blafjell'(英題'Magic Silver')。こんな邦題ですが、「ボロワーズ」以外にもメアリー・ノートンの『小人の冒険』の実写化作品があった!、わけではなくて、妖精さんたちが活躍するノルウェー製のファンタジーを「借りぐらしのアリエッティ」に無理矢理便乗させただけみたい。昨年のSKIP国際Dシネマ映画祭では「マジックシルバー」というタイトルで上映された作品です。共同監督として、スラッシャーホラー「コールドプレイ」のローアル・ユートハウグが参加しています。
ノルウェーの昼と夜を司る銀の砂を、青の山で扱ってきた青の妖精たち。死期が迫った王を気づかう幼い娘フュエルローサは、父を救うものを人間が持っていると聞き、下界へと降りてゆくのだった。人間の家畜小屋に借りぐらしをしていた赤の妖精たちと出逢ったフュエルローサだったが、それがとんだトラブルの引き金になって…。
非常に丁寧に作られた作品でした。もちろんハリウッドの超大作ファンタジーと比べたらこじんまりとしてるけど、映像的にも演出的にもまとまりがあって好感が持てる。
また、最初は妖精さんたちのほのぼの暖かストーリーなのかと思ったら、違う種族の対立と融和、人の持つ邪まな心、タブーを破る勇気みたいなものまでちゃんと盛り込んである。少々判りやす過ぎて、気恥ずかしくなってしまったりはしますが。
ノルウェー映画を見ていていつも思う事ですが、役者たちの顔つきが今回も良かった。特にヒロインのお姫さま役のコ! もの凄い美少女って事でもないんですが、髪の毛さらさら、ほっぺもプニプニ。とんがり帽子もよくお似合いで可愛かったぁ。
欲を言えば、もう少し妖精さんたちの日々の暮らしを描いて欲しかったかな。あと、これも日本語吹替の収録予定が無い! メーカーも予算が厳しいのは判るけど、こういう子供に見せたくなるような作品には必要不可欠だと思うのですが。
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