リーカー ザ・ライジング


※予告編
 原題は'No Man's Land: The Rise of Reeker'。前作の三年後に作られた「リーカー」シリーズ第二弾です。主演は「ヴェロニカ・マーズ」のマイケル・ムーニー、「ブラッド・パラダイス」のデズモンド・アスキュー、「41歳の童貞男」のミルチャ・モンロー、「デビル・ハザード」のヴァレリー・クルスといった面々。監督・脚本は前作に引き続きデイヴ・ペインです。
1978年、砂漠の町で“デス・バレー・ドリフター”と呼ばれる殺人鬼による連続殺人が発生。その正体は不気味な工具のセールスマンだった。荒野の真ん中にポツンと立つ死臭漂う小屋に足を踏み入れた若き副保安官マカリスターが犯人を逮捕。犯人は死刑執行されたのだが…。
という冒頭部分。あぁこれも流行りのビギンズものね、と思った矢先、いきなり話は現在へ! 事件解決で認められ、正保安官に昇進したマカリスターが、その後を引き継ぐ息子と寂れたダイナーでくつろいでいると、カジノを襲った強盗犯たちが! 元カノのウェイトレスを人質に取って逃亡を図ろうとしたところで、何と地震発生!!
えーっと。このご時世なので割愛したんですが、実は前作でも地震が話の鍵になってました。で、その前作を見てたら、地震が起きた時点でもうこの後の展開はバレバレ! ダメじゃん!! しかもネタバレ過ぎるから、もうこれ以上お話の事は書けないし!!
まぁ米本国のように、間が三年もあったら良かったのかな。というワケで続けて見ない方が吉! な続編でした。
と、ここで終っても仕方がないのでストーリー以外の面を。多少は予算が増えたのか、グロ描写の過激度はそれに比例してアップ。ただし、最初から大した事の無いシーンでもやたらドーン! とかジャーン!! みたいな効果音を入れてるせいもあって、衝撃度はイマイチでしたけど。
それと、やはり監督も同じ事やってるなぁと感じてたのか、S・F(すこしふしぎ)系というか、それはひょっとしてギャグで言っているのか!? 的なコミカルに取れるシーンも多々ありました。
女優二人も綺麗だし、こちらもそこまで期待しなければ割りと見られる出来だと思います。