ザ・ゲーム
- 出版社/メーカー: ファインフィルムズ
- 発売日: 2011/05/03
- メディア: DVD
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
原題は'Even Money'。キム・ベイシンガー、フォレスト・ウィテカー、レイ・リオッタ、ダニー・デヴィート、ティム・ロス、カーラ・グギーノ、ニック・キャノン、ジェイ・モーといった豪華キャストが出演している群像犯罪ドラマです。監督は、劇場用作品は「わかれ路」以来となるベテラン、マーク・ライデル。
スランプを紛らわす為にカジノに入り浸る女性作家。大学バスケの有力選手である弟に希望を託す男。組織の黒幕逮捕に手を貸すヤクザ。そしてそれぞれの人物に絡む人間たち。見ず知らず同士だった彼らが、海岸に流れ着いたケチな賭け屋が殺された事をきっかけにして…。
何故これだけの豪華キャストが揃って未公開?! と思って見てみると、「マグノリア」や「クラッシュ」、ぶっちゃければアルトマン映画みたいなのが作りたかったものの才能の限界がモロに出て、ただ登場人物がいっぱい出てるだけになっちゃいました的な群像劇*1が多数入って来てますが、コレもその中の一本でした。
ただし本作の場合、監督がライデルだけあって、登場人物の交通整理はちゃんとしている分、見づらいって事にはなってなかった。でもやはり新人が書いたらしい脚本がイマイチで、登場人物はそれなりに魅力的なものの、上手く絡み合ってくれない。おかげで最終的なオチがあまりパッとしない印象に。
個人的には、ベイシンガー扮する作家と文学部教授の夫(リオッタ)、更にカジノで彼女にまとわりつく冴えないマジシャン(デヴィート)のドラマだけに絞った方がライデルらしいし、より面白くなった気がしました。
で、マーク・ライデルと言えば代表作の一本「シンデレラ・リバティー」がようやくDVD化されるのでついでに。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2011/05/20
- メディア: DVD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
※ポール・ウィリアムズによるオスカーノミネートの主題歌(だっけ?)
*1:大体ウィテカーが出てる。