ダイナクロコvsスーパーゲイター
原題も'Dinocroc vs. Supergator'。ロジャー・コーマン御大製作総指揮によるアニマルパニックです。何と今は亡きデヴィッド・キャラダインが登場! 監督・脚本はジム・ウィノースキー(ジェイ・アンドリュース名義)です。
ハワイにあるドレイク研究所から極秘裏に作られていた巨大トカゲとワニが脱走した! 私設部隊の攻撃にビクともせず施設外へ逃亡した二匹のモンスターは、次々に観光客たちを貪り食って…。
何という中身の無さッ! 絵に描いた様な大金持ち(キャラダイン)、セクシー科学者、セクシー秘書、セクシーナース、セクシー自然保護官、ワイルドイケメンなハンター、頭の悪い特殊部隊、バカセレブ、そしてたくさんのビキニギャルたちという、全く中身の無いキャラクターが次々に登場しては、巨大トカゲとワニに対抗したり、パックンチョと喰われていく! ただそれだけ!!
肝心の二大モンスターの方も、研究所で作られたってだけしか説明が無い適当設定。まぁ遺伝子操作だかナンだかされてるせいで、やたら動作が機敏! なんですが、おかげで重量感無ぇー。グロ描写もそれなりにあるものの、結局はCGなので画面にインパクト無し。
コーマン&ウィノースキー映画なんだから、これでこそ正しいのかもしれないけれど、もう少しはキャラを絞り込むとか話をちゃんと作るくらいの努力はしてもバチは当たらないと思うんですが(w。下手にベテランが撮ってるもんだから、ジャンル映画としては手際が良過ぎて、The Asylum的なヘッポコさを楽しむ余地も無いし…。
1957年製作のロジャー・コーマン監督作「鮫の呪い」が突然引用されてるので、コーマンファンはやはり要チェック! かな?
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