ザ・レイプ 獣慾
原題は'Luna caliente'(英題'Sultry Moon')。チリ、スペイン、アルゼンチンと、ラテン系諸国のエロティックサスペンスをお届けする「ザ・レイプ」シリーズ第四弾。今回はスペイン製で、監督は「クラブ・ロリータ」のヴィセンテ・アランダ。主演は「アラトリステ」のエドゥアルド・フェルナンデスです。
1970年12月、フランコ政権下のスペイン。国外で暮らす詩人のフアンが久々に帰郷する。すぐさま旧知の医師ムニエンテの下を訪れるフアンだったが、彼の十八歳になる娘ラモナの若く情熱的な魅力にあがなえず、その夜彼女のベットに忍び込み、襲ってしまうのだった。大声をあげようとしたラモナの口を枕で塞ぐフアン。気づいた時には動かなくなっていたラモナを見て恐ろしくなったフアンは家を後にしようとするのだが、今度は酷く酔っ払ったムニエンテがしつこく絡んできて…。
まず、この邦題ですからエロ描写から。ぶっちゃけ余り大した事はありません。ラモナ役のタイス・ブルーム嬢はヌードになってくれるけど、そんなに時間は長く無いし。その辺を期待されるとがっかりしてしまうだろうなぁ。
というかこのおネエちゃん。肉厚、骨太な本橋マリリン系のルックスで、ちょっと自分の好みとはズレてて残念でした。いかにもヤラせてくれそうではあるんだけど、中年詩人が我を忘れて…という話に説得力を持たせるほどの魔性の魅力はちょっと感じられず。それに劇中でも、晩飯食ってる最中から乳首ポチ、大股開きで主人公に迫っときながら、いざヤろうとすると嫌がるって何でやねん! その後の展開を考えても、このシーンはよく判んなかったなぁ。
全体的にはドラマ色の強い内容。軍事政権下の人々の思いと、殺人を犯してしまった主人公の葛藤を重ね合わせて…みたいな話なんだとは思いますが、エロ描写同様に描き込みが足りてない気がしました。
そんな感じで、エロ目的で見ても、スペイン映画として見ても、何とも中途半端な凡作。予告編を見て、ヒロインのルックスが気に入ったヒトなら、ってトコですかね。
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