デス・スピード - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

8/4リリースニューセレクト

原題は'Phantom Racer'。ジャケは普通のカーアクション風ですが、実際はレースカーに怨霊が憑いて暴れ捲るというカナダ製のホラーアクションです。主演は「紀元前1億年」のグレッグ・エヴィガンと「SPEEDMAN」のニコール・エガート。監督は「オデュッセウス」のテリー・イングラムです。

レース中の事故でライバルのカッターを亡くしたカーレーサーJJ。十七年後、自身も重傷を負ったJJはレーサーを引退。トラック運転手として久々に帰郷すると、街ではカッターの兄が彼が載っていたマシンを復元していた。そしてそのマシンは無人のまま、夜な夜なガレージを抜け出して…。

マシンに憑いたレーサーの亡霊がライバルを逆恨み。彼や元恋人たちの命を狙う! という展開です。

となれば、暴走するマシンが次々に狙った獲物たちをひき殺していく! のかと思いきや、予算の都合か、シートベルトで絞め殺したり、窓ガラスで首チョンパしたりという、スプラッタホラーっぽい展開に。まぁこれはこれでホラー映画好きとしては望むところではあります。

でも、だったら何故主役をオッサン、オバサンにしたのかなぁ。おかげで、カナダの陰鬱な風景と相まって、全体にショボくれた雰囲気に。普通に若いアンちゃん、エロいネエちゃんにした方が見栄えが良いと思うんだけど。ようやく登場した若いネエちゃん(ヒロインの娘)もイマイチなルックスで…。

スプラッタ描写も、しょせんはTVムービーなのでそこまでハデじゃない。このプロットならB級ホラー製作プロダクションに作って貰った良かった気がする凡作でした。