JIGSAW デッド・ゾーン
4/2レンタルリリース ニューセレクト
※予告編
原題は'Perkins' 14'。「JIGSAW」シリーズ最新作は、「殺人遊園地」のクレイグ・シンガー監督による作品です。「デス・マシーン」「ゾンビ・ソルジャー」等のリチャード・ブレイクが出演してます。
十年前に起き、迷宮入りになった連続児童誘拐事件。だが、息子が十四人目にして最後の被害者になった保安官フーパーは今も犯人を探し続けていた。そんな時、別件で逮捕されていたパーキンスという男に事件との接点を発見したフーパーは、独断で彼の自宅を捜索。するとそこには子供たちを誘拐した証拠と監禁した跡が発見されて…。
犯人を突き止めた父親は当然の復讐! まぁここまででも普通のスリラー映画、「JIGSAW」シリーズの一本という感じです。
ところがここから話は意外な展開へ! 何と誘拐犯に育てられ生きていた子供たち。しかもヤク漬けにされ、まるで今時のダッシュ系ゾンビのような人喰いモンスターと化していた! そして育ての親がいなくなった事で、この恐怖の集団が街に解き放たれて…。
一方の主人公側は、誘拐事件を機にバラバラになっていた家族(嫁さんは浮気、娘はゴス少女化)がこの危機的状況でようやく絆を取り戻す。しかし、化け物のようになったとはいえ、本来被害者である実の息子と戦えるのか? という盛り上がる展開!
正直、アイディアに演出が負けてる感は多分にあります。終盤はちょっとグダグダ気味だし。
それでも、最近のB級ホラーとしては屈指のストーリーなのは確かだし、グロ表現も多数。少なくとも「JIGSAW」シリーズの中ではトップクラスの作品と言って間違い無いでしょう。
そして脚本が良いなと思ったら、執筆したLane Shadgettの今後の作品は、ブレット・イーストン・エリスの原作を脚色した'Lunar Park'に、ブレッド・アンダーソンの新作'All Lost Souls'の脚本にも参加と、予想通りの順風満帆ぶり。これは今後要注目の脚本家かも知れません。
それと本作のアメリカ版ポスターがグラインドハウス感ビンビンのイイ感じなので貼っときます!
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2010/04/09
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