柔術 JYU-JITU
- 出版社/メーカー: GPミュージアム
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: DVD
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柔術界にその人ありと言われた小早川清三が設立した、その名も“無名道場”。伝説の御免状を持つと言われるこの道場には、様々な流派の道場破りが引っ切り無しに訪れていた。今日も“覇龍會”という空手家たちを清三の一番弟子である真人が一蹴。だが、日頃自分の腕試しをしたいと望んでいた真人は、彼らが残した果たし状に心を動かされる。そんな真人を“柔術は戦うためにあらず”と諭す清三だったが、敵は卑怯にも清三の一人娘にして真人の恋人である千秋を誘拐して…。
柔道じゃなくて“柔術”ですから、掴んだり投げたりだけじゃなく、飛んだり跳ねたり蹴ったりもアリ。だから格闘技映画としての見栄えも十分。倉田師父主導の作品だけあって、当然そのアクションにはヌルたさの欠片も無いし、長さもたっぷり。主役は若手に譲ってますが、倉田師父のアクションもちゃーんとあります。そして、格闘技映画の前例に習って(?)残酷描写の方もバッチリ!
一方のドラマ部分の方はと言えば、こちらもかつての格闘技映画同様の実にシンプルな作り。それはまぁ良いんですが、出演者の演技力の問題なのか、アフレコの具合がちょっと…。まるで安物のエロアニメみたいで、これは少し気になりました。
でも、これだけ本格的な格闘技映画は中々見られないですからね*1。その手の映画がお好きな方は必見でしょう。