デビル・ハザード

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キューバ・グッディングJr.主演作をもう一丁。こちらは劇場公開作ですけど。キャストがスゴくて、タリン・マニング、ロン・パールマン、ビル・モーズリー、ヘンリー・ロリンズ、レイ・ウィンストン、ザック・ウォード、フランキー・G、ヴァレリー・クルスという、ウチ的にはオールスターキャストといっていい面子。でもショーン・コネリーの不肖の息子ジェイソン・コネリー（「SPEEDMAN」!!)の初監督作なんで…。

中東の砂漠で発見された地下遺跡にいるという学者を救出に向った兵士たち。だがそこにいたのは悪魔だった! というストーリーは、まぁB級らしくて良いと思います。でも、演出も脚本も終始要領を得ないから、ちっとも盛り上がらない。

地下遺跡と言ってもいざ潜ってみると、予算の関係か、ただの廃屋(一応、研究施設という設定ですが…）というのも哀しいし、悪魔に憑かれるとどこのウィルス系ゾンビだよ?! というナリになっちゃうのもダメ過ぎる…。

そんな感じで、ジェイソン・コネリーには役者としての華だけでなく、演出家としての才能も無かったのが判るだけの駄作でした。この豪華キャストも完全に宝の持ち腐れ。

唯一の見どころと言っていいのはタリン・マニングと、こんな名前だけど中国系のステファニー・ジェイコブセン(「バトルスター・ギャラクティカ RAZOR」)のカワイコちゃん二人。でも、せっかくこの二人がレズるという素晴らしいシーンがあるのに、コネリーはこれを全くエロく撮れてないんだよなぁ。バカじゃないの、もう!

ところで、今年度の映画賞レースのダークホースになってる「プレシャス」って、グッディングJr.主演の珍作アクション「サイレンサー」の監督リー・ダニエルズの新作だったんですね。出世街道まっしぐらのジョセフ・ゴードン＝レヴィット君も出てるから、「プレシャス」公開前に一度ご覧になってはいかがでしょうか。

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