修羅の統一 完結編
- 出版社/メーカー: GP~[WA
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ジャケはおろかEDクレジットからも外されてますが、実は加勢大周主演作だったという実録ヤクザドラマの完結編。スタッフ、キャストはほぼ一緒。前作の感想はこちら。しかし、これが本当に最後の加勢大周作品になってしまうのかーッ!?
異例のスピード出世で谷川一家幹事長の座に就いた堀内和也。だが、銀城会理事長となっていた谷川前総長が急逝。更に、かねてから火種がくすぶっていた川崎一家とも全面戦争に突入してしまう。これは堀内の侠気で解決したのだが、今度は銀城会の跡目争いに巻き込まれて…。
敵対する組事務所に単身乗り込む主人公。このシーンでの加勢大周の瞳に、ホンモノだけが持てる冷たい狂気染みた炎が見えてゾーッ。普段は割りとにこやか、子分思いな役柄だけに余計コワかったです。
お話の方は、注目していた稲川会(劇中では銀城会)再統一の件がホントに最後の最後にチョロっと、それも会話劇に終始していてちょっと腰砕け。まぁこれはつい二、三年前の話だから多少遠慮したのかな。
それと、途中で主人公がマル暴刑事(小沢仁志)相手に不良外国人批判やこれからのヤクザは地域貢献する! みたいなご高説を垂れるシーンがちょっと気になりました。何言ってんの感バリバリで、宗教映画のソレを見てる気分に。
とはいえ、ヤクザVシネマとしては見られるレベルだし、何といっても今んとこ最後の加勢大周作品になるのは確実だから、やはり必見ということで。
- 出版社/メーカー: ローランズ・フィルム
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