A.I.ジョー
- 出版社/メーカー: トランスワールドアソシエイツ
- 発売日: 2009/12/02
- メディア: DVD
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これまでにない演算能力を誇る新型コンピュータ、ドレクセルが始動。その存在が気に食わないスーパーハッカーにしてゲームプログラマーのスティーヴが悪さをしようとコンピュータルームに忍び込むが、逆にドレクセルに囚われてしまう。テスト試用中にスティーヴが作ったゲーム“マキシマム・サージ”にハマっていたドレクセルは、乗っ取った軍事プログラムで世界破壊を企み、それを盾にスティーヴをゲームに強制参加させる。ゲームの世界でスティーヴを待っていたのは、彼愛用のAI女性キャラ“ジョー”だった。
うわぁ、ホントに“A.I.ジョー”って内容でした。便乗なんて書いてすまんかったです。
というか、それ以前に相当にヒドい出来でした。とにかく出てくるモノ全てのセンスが悪い。特にヒドいのがコンピュータ周りの描写。無機質でガラーンとしたコンピュータルームに代表されるように、2003年製作(クレジットを見ると2001年製作かも)にしたってダサダサでしょう。主役のはずのスーパーコンピュータなんてブリキのドラム缶みたいだし。ギークの描写もダサくて、とても「マトリックス」以後の作品とは思えません。
ゲーム世界の方も同様。ここも実写による映像で、現実世界のシーンと大して変わらない見せ方だから全然メリハリが無い。更に、FPS風かと思えばゾンビゲームや格闘ゲーム、スポーツゲーム*1に突然変わったり。これもステージが変わった風にすればいいのに、切り替え方が適当だから混乱させるだけ。そんな感じの後半は、ホントに何やってんのかさっぱり判んなかったです。
別にアイディアは斬新じゃなくても、それなりにちゃんと作ればB級映画として楽しめる作品になったと思うんだけどなぁ。こんなヤツらが脚本を書いた「アート・オブ・ウォー2」が心配になってしまいました。
さて、既発の「G.I.ウォー」、そして本作と、「G.I.ジョー」便乗作品が続々リリースされますが、その本命はアルバトロス系列のネクシードからリリースされる、その名も「G.I.フォース」!!
実はこれ、我らがウーヴェ・ボルが性懲りもなく人気ゲームを映画化した'Far Cry'なんですね。主演も未公開作品好きにはおなじみのティル・シュヴァイガーにエマニュエル・ヴォージア。ボル作品の常連であるマイケル・パレやウド・キアーも出てるゾ! 色んな意味で楽しみだなぁ。
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2009/12/11
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*1:『マッデン』にみたいなアメフトゲームにマイク・ディトカ、ボクシングゲームのリングアナにマイケル・バッファーを登場させたりと無駄に豪華。