ドラゴンロード 導かれし勇者
原題は何と'Dragonquest'。The Asylumが「ドラゴンボール EVOLUTION」に便乗して作ったファンタジーアクション。しかし「ドラエボ」に便乗しようとしてネタ元にドラクエを持って来るとは、意外にやるなぁThe Asylum! 主演はマーク・シンガーと「監禁拷問殺人者」のダニエル・ボンジュール。監督は「MAGIC AND THE WAR OF THE DRAGONS」のマーク・アトキンスです。
魔王キリルの進軍を予感した村の長老でもある祖父から、ペンダントを授けられたアルカディ。孫にペンダントに嵌める正義の石とそこに導く導師マキシムを探す様に告げた長老は、キリルが差し向けた邪悪なドラゴンに立ち向かうものの憤死。アルカディは村を救う勇者になるべく、とまどいながら旅に出発するが…。
平凡な少年が無理矢理勇者だと言われて旅立つという、予想以上にドラクエっぽいオープニング! そして映像の方も、よく見ればショボいものの、ドラゴンや合戦シーンのCGも割りにイイ感じ。それと、普段見ている字幕版のサンプルと違って、日本語吹替版ならThe Asylum一座の大根役者どものヘボ演技がごまかされるから、あれ? 気軽に見る程度なら十分面白いんじゃあ…と思ったんですが…。
旅に出た途端、ものスゴぉく簡単に、余り可愛くない女戦士とマーク・シンガー演じる導師と出逢って以降は、やっぱりいつも通りにボンヤリ退屈、眠気を誘うThe Asylumテイストの作品でした。
何しろ作品のキモであるはずの石集めが簡単過ぎ! 例えば、石の番人として巨大グモが登場したりするんですが、ただ単にボケーッとやり過ごすだけで終了〜ッ! そして足元を見ると正義の石が!! という安易さ。他はもっと簡単だったりするし。
そんな感じで、脚本の練り込み不足、というか一回くらいしかコネてないんじゃないの? と思われる浅さ加減が致命的な作品でした。それに比べたら映像の方はマシなレベル。発想自体は良かったんですがねぇ。
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