レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち


10/2レンタルリリース インターフィルム


Les Femmes De l'Ombre / Female Agents - English Trailer

原題は'Les femmes de l'ombre'(英題'Female Agents')。フランス映画祭2008では「暗闇の女たち」というタイトルで上映されたフランス製の戦争アクションドラマです。レジスタンスが派遣した女スパイたちの活躍を描いた作品で、主演はソフィー・マルソー。共演もマリー・ジラン、ジュリー・ドパルデュー、デボラ・フランソワ、マヤ・サンサと主役級の女優がズラリ。ナチ将校役でモーリッツ・ブライブトロイも出演してます。監督は「ルーヴルの怪人」「ルパン」のジャン=ポール・サロメ

夫の死後もレジスタンス活動を続けていた元看護婦のルイーズに極秘任務が与えられる。その内容とは、来るノルマンディ上陸作戦の為の調査を行っていたもののドイツ兵に間違えられ、そのまま独軍の病院に入院させられた地質学者を奪回する事。しかもメンバーは女性ばかり。集められた面々と見事作戦を成功させたルイーズだったが、また新たな任務が下されて…。

特殊チームのメンバーは、殺しもいとわない娼婦、ストリッパー、爆弾の専門家という個性豊かな面々。そんな彼女たちがパラシュートで敵陣に降下して特殊任務に当たるという、主役が女性に変わった以外は、まるで往年の娯楽戦争映画みたいなストーリーでした。

女性が主役なのでそこまで激しくはありませんが、ちゃんと爆発や銃撃戦もアリ。ソフィー・マルソーは立て膝ついてライフルを構えたりするゾ!

そして女スパイでナチとくれば当然のエロ要素もアリ! 何しろ最初の任務からしてストリッパーに変装、オッパイのサービスをしてくれる!! 捕まれば裸にひん剥かれて拷問!! ジェームズ・ボンドを拷問したソフィー・マルソーも水責めの刑に!!!

テンポの良さも魅力の一つ。ただ、そのせいで戦争映画らしい重厚感やシリアスさには欠けてはいます。でも、最後になって急に深刻ぶる最近の日本映画に比べれば、こっちの方が遥かに好みだなぁ。それにこれはレンタル向きとも言えるワケで逆にありがたい気さえ。

劇場未公開映画としては十分な出来だし、男女共に楽しめる要素の多い作品だと思います。

レディ・エージェント (第三帝国を滅ぼした女たち) [DVD]

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