ゾンビ・ナース
原題は'Room 6'。「ハウス・オブ・ザ・デッド2」のマイケル・ハースト監督・脚本によるゾンビホラーです。主演はベン・スティラーの奥さん、クリスティン・テイラー。共演が「アンダーワールド」シリーズのシェーン・ブローリーと「スクリーム2」のジェリー・オコンネル。「アイズ」のクロエ・モレッツちゃんも重要な役で登場します。
夜毎病院にまつわる悪夢にうなされる女教師エイミーは、ある日恋人ニックが運転する車に同乗中、自動車事故に遭ってしまう。だが重傷を負い、救急車で運ばれたニックはどこの病院にも搬送されていなかった。必至に行方を追う中、奇怪な白日夢を見続けるエイミー。そんな時、日頃から奇妙な事ばかり口走る生徒メリッサからニックが運ばれた病院を教えられたのだが、そこは数十年前に消失した場所だった…。
まずお断りしておくと、残念ながらゾンビメインの作品ではありませんでした。色々登場する恐怖のひとつ、病院に巣食う魔物として登場するだけ。一応、邦題どおりにナースのゾンビ(オッパイ付き)も出てきますけどね。
で、ベースはいわゆる行方不明スリラー(ホントに消えたのか、それとも最初から…というヤツ)。そこにヒロインのトラウマ、呪われた病院、霊感少女、前述のゾンビみたいなのが盛り込まれた作品。
でもこれらの要素が余り上手く整理されてなくて、特に前半は回りくどく見えてしまいました。役者がちゃんとしてる事もあって、シーン毎の出来は悪くはないんですが…。オチも微妙だなぁ。
ただこれは、“この展開ならこのパターンだな”と、この手の映画を見慣れたせいでつい先読みをしちゃうせいかも知れません。まっさらな状態で見ればちゃんとコワい映画なのかも。
で、マイケル・ハーストの脚本家としての最新作は「デッドロック2」のアイザック・フロレンティーンが監督した'Ninja'。伊原剛志と肘井美佳のハリウッドデビュー作として一部報道されてましたが、その肘井美佳主演のくノ一アクション「抜け忍」が八月にレンタルリリースされます。
でも監督が「伊賀の乱 拘束」の千葉誠治で、共演も泉政行に虎牙光輝というお約束の特撮OBによるVシネマだから出来は期待出来ないかなぁ。下村勇二によるアクションだけはちょっと楽しみですが。まぁ'Ninja'の方もNU IMAGE製作なんで期待してませんけど。
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