エイリアン・リベンジ

エイリアン・リベンジ [DVD]
8/7リリース トランスフォーマー

原題は'Alien Uprising'。「ターミネーター・プラネット」のアンドリュー・ベルウェア監督によるSFアクションです。

連絡の途絶えた辺境の監獄惑星へ派遣された宇宙海兵隊の面々。囚人たちによる反乱かに思えたのだが、そこで彼らを待っていたのは異形の怪物だった…。

お話の方はこれまでの「エイリアン」シリーズをごちゃ混ぜにしたような感じ。まぁお陰でこれまでのベルウェア監督作に比べると格段にストーリーが判りやすくなってました(w。これはやっと監督自身の脚本じゃなくなったというのもあるでしょう。

でも演出の方は全く進歩の跡無し! 相変わらず霞がかかった様なボンヤリ画面の中、誰がどこで何をやってるのかさっぱり判らない始末。会話シーンすらまともに見せられないくらいで、当然アクションシーンになると何がナンやら。おそらくは上手、下手の概念も判ってないんじゃないでしょうか。

というか、根本的な問題なのが、怪物の正体は巨大企業が極秘裏に進めていた遺伝子操作実験によって誕生した生物兵器で、別にエイリアンじゃないって事! まぁ予算の都合か怪物全体の着ぐるみorCGを作れなかったようで、遠めにチラチラ、もしくは酸のよだれ(…)をダラッと垂らす顔の超どアップでしか見せられてないから余り関係無いんですけどね。

そんな感じで相変わらずの超駄作。良かったのは宇宙船や惑星の施設なんかをワイヤーフレームで見せてた事くらい。でもこれにしたって、誰がどこで…みたいなのをちゃんと指し示してないから何の意味も無い、完全な宝の持ち腐れでした。