24GUNS
前編「戦慄のプロローグ」 6/24レンタルリリース クロックワークス
原題は'Guns'。これまたナンだかなぁという邦題とジャケですが、ホントにエリシャ・カスバートが出演してるカナダ製のTVミニシリーズです。主演のコルム・フィオール(「チェンジリング」「ブレイキング・コップス」)も「リデンプション」から「24」シリーズに参戦してるからアリなのかな? 計三時間の作品を前後編二巻に分けてのリリースで、サンプルが来たのは前編だけでした。
白昼堂々、トロントの繁華街で発生した発砲事件。被害者の幼い少女は死亡し、警察は犯人探しと同時にその入手経路の割り出しに躍起になる。その頃、武器商人のポールは新たな銃器買い付けを進めていて…。
冒頭の発砲事件の描写は中々の迫力。ただその後の展開がいかにもカナダ製らしいヌルたい出来でした。蔓延する銃犯罪への警鐘がテーマの群像劇、のつもりなんでしょうが、誰がどのポジションなのか把握する前によく知らない役者が次々に現れるから混乱してしまう。
特に数少ない見知った顔のコルム・フィオールが武器商人役で、エリシャはフィオールの息子兼手下(当然アマちゃんのボンクラ)の恋人と、二人揃ってワル側の人間というのも混乱を助長。
更に、実際そうなのかも知れないけど、組織から銃を売りつけられ犯罪に走るのがアホな黒人たちという紋切り型の設定なのも、舞台もカナダだけに余計に違和感を感じてしまいます。
これはわざとなんでしょうが、今回見た前編では警察と武器商人がほとんど絡まない展開なのもイマイチ盛り上がれない原因に。
予告編を見る限り、後編では大爆発や銃撃戦、お約束の逃げ惑うエリシャ(の乳揺れ?)というお楽しみ要素満載っぽいんですが、そういう派手なシーンを前編から散りばめて欲しかった所です。
ところでジャケの真ん中にいるオッサンは誰? コルム・フィオールはこんなにフサフサじゃないし…。
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