恐喝一代記 第二章

恐喝一代記2 [DVD]

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 白竜主演のクライムサスペンス第2弾。前作の面々に加えて國本鐘建、松嶋初音が参戦。前作の感想はこちら。予告編はメーカー公式で。
警察の締め付けが厳しくなり、まともな恐喝が出来ずに暇を持て余し気味の飯島は、弟分の光英と再会する。ワケあって会う度に苗字の変わる彼に現金と土地の権利書を預ける飯島。だがそれを見ていた光英の名義だけの義父がそれを渡す様にしつこく迫り、挙句光英を殺してしまうのだった。怒った飯島は、その義父の背後に韓国系マフィアがいる事を知って…。
前作の時からそうでしたが、ピカレスクロマンを気取るには恐喝ってネタは幾らなんでもセコ過ぎる。そんなセコい話の中で、急に韓国マフィアが…と言われても、ねぇ?
と言うか、それ以前に今回も脚本がヒド過ぎ! 話の発端になる男が何故苗字を変えてるのかすら判らないし、最早日本語としておかしい、せめて現場で直せよ! みたいなレベルのセリフまで飛び出すから、話云々の前にシラケてしまいました。
期待した松嶋初音も序盤に登場するだけ。てっきりメインストーリーにも絡んでくるモンだと思ってたのに…。
結局今回も大凡作。こんなのばっかり作ってるから、最近はどこのショップもこのメーカーのVシネマの発注を絞ってるそう。このままの状況が続くようなら、2009年はヤクザVシネマに止めが刺される年になるかも知れません。