ハプニング・ゼロ 人間消失
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: DVD
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原題は'Artefacts'。今ちょっとだけ注目しているベルギー製のスリラー映画です。でもセリフは全部英語。
親友のブレンダがビルから転落死したとの報せを受けたケイト。自殺かに思われたが、警察は彼女が何者かに追われていたと語る。そしてビルの監視ビデオに映っていたのは二人のブレンダ!? 更に彼女の体からは謎の金属体が摘出されたという噂も。ショックを受けるケイトだったが、その夜彼女ももう一人の“自分”に襲われてしまう。その頃、別の仲間たちも次々に変死を遂げるのだった。その時、ケイトはある事に気づく。“彼らと出逢った日が何時だったか覚えていない!” 仲間の一人であり、元恋人のマイクのアパートを訪ねるケイトだったが…。
邦題、そしてジャケのデザインから察せられると思いますが、メーカーは「ハプニング」に便乗してのSFスリラーとして売り込もうとしてます。ただ中身を見ると、Jホラーに影響を受け、それらしいSEが全編鳴り響くホラー映画に近いノリの作品でした。
しかしながら、そのJホラー風の演出のせいで全体のムードが単調になってしまって、完全に仇になっている感じ。75分の短さなのに、中盤あたりではすっかり眠くなってしまいました。またプロット自体はそんなに悪くないと思えるんですが、構成も余り上手くない。大体謎解き映画として見ても…。
整った顔立ちではあるけれど、若くもないしハナにも欠ける。そんな主演女優のルックスと全体の印象がそっくりの凡作でした。