実録・闇のシンジケート 豊田登
- 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
任侠映画『実録 闇のシンジゲート 豊田登』予告 加勢大周 オールインエンタテインメント
共産圏からの武器・覚醒剤の密輸ルートを開拓した人物と言われる住吉会系豊田組元組長・豊田昇をモデルにした犯罪ドラマです。主演は永澤俊矢、監督は金澤克次。
1988年、沖縄でヤクザによる警察官射殺事件が発生! 使用されたトカレフを日本に持ち込んだのは豊田組組長・豊田登だった。彼が開拓した共産圏からの密輸ルートの壊滅を目論むマルボウこと警視庁捜査第四課は血眼になって彼の足取りを追うが…。
永澤俊矢の日本人離れした風貌が“死の商人”という役柄にピッタリ。そりゃ麻生祐未が惚れるのも当然って感じ。でも彼本来の雰囲気でごまかされそうになるんですが、実際この主人公、大した事やってる様に見えないんだよなぁ。こういう話だから密輸ルートを築いたり、仕入れた“商品”をさばく過程で、切れ者、豪胆、豪腕、イケイケ等々、どうとでも魅力的に見せるキャラ付けが出来そうなモンなのに、そういうのが皆無。彼にも家庭が…みたいな描写もあるんだけど、表の顔がさして魅力的じゃないから、そういうのもどうでもいいとしか見えない。
予告編からだと主人公を必死に追う刑事役を加勢大周が演ってる風ですが、彼は部長刑事ポジションで出番も少なめでガッカリ。それに実際に追う刑事(木村栄)の描写も薄めでナンだかなぁ。
という感じで、このネタならもっと面白く出来そうなのに全然手ぬるい残念な凡作でした。一応続編もあるらしいですけど期待薄だなぁ。
見どころと言えるのは、主人公の資金源となる華僑の大物役で登場のなべおさみ、台湾の仲介人役の鈴木末吉が目新しかった事くらいでした。