最後の陰謀


11/5レンタルリリース クロックワークス

※予告編
 原題は'Posljednja volja'(英題'The Last Will')。「ER 緊急救命室」のゴラン・ヴィシュニックが故国クロアチアで2001年に撮ったアクションコメディです。
ロサンゼルスの住むクロアチア出身の大富豪が死去。その遺産はクロアチア・ブラチ島に住むという息子ベポが全額継ぐように、という遺言を残して。早速顧問弁護士のエリザベスがブラチ島へ飛び、ベポ探しを始めるが、遺産を狙っていた富豪夫人が放った殺し屋たちが先回りしてベポを殺してしまった!? だがこれは同姓同名の別人! 本物のベポは女たらしの陽気な観光ガイド。そして彼に女房を寝取られた観光客が酔った勢いで‘ベポを殺してやる!’とクダを巻いていた事から警察は彼を誤認逮捕! そんなこんなで島は大混乱に陥って…。
もの凄く良く言えば、昔ジャン・ポール・ベルモンド主演で作られていたみたいな、観光気分も味わえるご陽気な娯楽活劇の様相。アクション要素は大した事無いし、大笑い出来る程コミカルってワケでもない。でも、2001年の作品という事もありますが、アドリア海に浮かぶ風光明媚なブラチ島の風景が何とものどかでイイ気分にさせてくれる、そんな作品でした。
難を言えば、ヒロイン役の女弁護士がちょっとフケ過ぎな事。顔はワシ鼻、体も超グラマラスとも言えますが要するに全体的にごっつい骨太美人。うーん、役柄的にギャルってのじゃダメだろうけど、もうちょっとは若くてピチピチしてるコの方が嬉しかったなぁ。
主役のヴィシュニックはと言うと、ニヤケてんのにどこか憎めないキャラにハマってたから、彼のファンの方は必見でしょうけど。