紀元前1億年 100,000,000BC
9/3レンタルリリース アットエンタテインメント
原題は'100 Million BC'。“1万年”なんて生ぬるい! オレたちが見たいのはマンモスじゃなくて恐竜なんだ!! というボンクラたちの熱いエールに応えて、The Asylumが製作した「紀元前1万年」便乗のSFアドベンチャーです。主演は「青い珊瑚礁」のクリストファー・アトキンズ、「ファミリー・タイズ」のマイケル・グロス。監督は「アイ・アム・オメガ」のグリフ・ファーストです。
ロサンゼルスの海軍研究所に召集されたシールズの精鋭たちに驚くべき極秘任務が与えられる。戦時中に行われていたかの“フィラデルフィア計画”で偶然発動した時空異動現象を、米軍は戦後も極秘裏に研究していた! そして何と1949年には時間旅行を可能にするゲートが完成し、数十名の人間を紀元前七千年に送ったものの実験は失敗。彼は白亜紀に取り残されたのだった。プロジェクトの責任者であるロス博士はなおも研究を続け、遂に救出に向う作戦を実行する事になったのだ! 次々にゲートに飛び込む精鋭たちだったが、太古の時代に跋扈する恐竜たちの餌食となってしまう。ようやく六十年前のプロジェクトの生き残りと再会し、現代へ帰る手はずを整えた博士たちだったのだが…。
役者がわりとマトモなせいか、「スターゲイト」のパクリ感は否めないものの、結構勢いもあって序盤はかなりイイ感じ。これはまさか我らがThe Asylumも遂に新たなステージへ上がったのか?! と思ったら…。
まるで白亜紀の雰囲気を再現する気の無い、どこぞの森林公園でのロケが始まった途端、何時もの緊張感ゼロの雰囲気に突入ーッ! スリルもヘッタクレもないまま、次々に死んでいくシールズたち。まさに犬死! と言うか、ホントにコイツら精鋭なのかって感じのアホ面揃いだからしょうがないか(w。
で、現代へ帰還したのは良いけれど、お約束で凶暴な肉食獣まで連れてきちゃう。LAの街に解き放たれた凶獣! って展開で、実はここからが本番みたいな構成なんですが、はっきり言ってここもグダグダ長過ぎる! 終盤なんか、タイムパラドックスを無視するのはしょうがないにしても、実際何が起こってるのかサッパリ判らない! 最後は無理矢理感動系で〆ようとするんだけど、こんなんで感動出来る訳無いじゃん!!
と言う訳で、結局何時ものThe Asylumテイスト全開の駄作でした。と言いつつ、ウチのアクセスに非常に貢献してくれてる会社なので、本作から"The Asylum"タグを付けてみました。興味がある方はたどってみて下さい。
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