実録・銀座警察 義侠
![実録・銀座警察 [DVD] 実録・銀座警察 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61mLWod7pML._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: 株式会社オールインエンタテインメント
- 発売日: 2008/07/25
- メディア: DVD
- クリック: 12回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
戦後の銀座にその人ありと言われた“テンジのテル”こと、高橋輝男氏をモデルにした任侠ドラマ。主演は加勢大周!
終戦直後の昭和二十一年。新橋にのさばる三国人相手の抗争に助っ人として現れた“テンジの哲”こと、郷橋哲男。英雄ハリマオに憧れ、義侠心に厚いその人柄に惹かれて、特攻帰りのロク以下、次々に男たちが彼の周りに集まり始める。そして弱い者を餌食にするヤクザや腐敗した役人の姿に怒り、戦後の日本を憂う哲は仲間たちと“銀座警察”を立ち上げて独自に取り締まりを始めるのだが…。
大きな器と熱いハート。ちっぽけなヤクザ稼業には収まらない大志の持ち主である主人公を中心に、義侠心ある男たちが集まるという『水滸伝』チックなストーリー、の筈なんですが…。
“銀座警察”と言えば、安藤昇主演のバイオレンスアクション「実録・私設銀座警察」の印象が強い訳ですが、それとは正反対の、絵に描いた様に清廉潔白な主人公像だけが目立つ、ほとんどファンタジーみたいな作り。それを演じる加勢大周の爽やかイケメンがそんなイメージを更に加速させてます。
戦後のヤクザものなら、もっと猥雑な作りの方が楽しいし、盛り上がると思うんですが。まぁマーケットのセットすら作れない予算規模ではしょうがないのかな。
主人公の女房役で鶴田さやか登場。でも出番少なッ! 助演級でクレジットされてる木村一八も同様で残念。
それから、何時ものパターン通りに最初から続編で完結する構成なんですが、ここまでぶつ切りな終り方は初めてじゃないでしょうか。一応はこれ単独でスッキリ見られる作りにして欲しい所。

- 作者: 山平重樹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2000/12
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る