6+ シックスプラス
8/2レンタルリリース インターフィルム
原題は'Crazy Eights'。ディナ・メイヤー、ガブリエル・アンウォー、そしてトレイシー・ローズと、女優陣が豪華なスリラー映画です。男優ではフランク・ホエーリーが出演してます。
急死した幼馴染みの遺言で久々に集まった六人の男女。遺言に従って幼い頃に埋めたタイムカプセルを掘り返しに行くのだが、そこには子供の白骨死体が! 慌ててその場所から逃げ出す六人。だが道に迷い、途中で見かけた少女を追いかけるうちに、古びた屋敷に閉じ込められてしまう。だが次第に彼らは、その屋敷での閉ざされた記憶を思い出していって…。
役者が揃っているのに加えて、屋敷内の雰囲気が抜群に良いから、映像面はかなりしっかり、見応えがあります。閉じ込められた男女が一人、また一人…というパターン通りの展開になる訳ですが、彼らのやられっぷりも中々のグロさ。
しかしねぇ。まず冒頭部分のつかみが弱い。特に舞台となる屋敷にたどり着くまでが無駄に長いから、何度も眠くなってしまいました。
で、やられっぷりが良いと書きましたが、映像面では確かにそうなんだけど、その見せ方が妙に淡々としてる。
例えばやられそうになる>>別の面々が悲鳴を聞く>>行ってみるとやられてるってパターンで、肝心のシーンを見せてくれない。これはおそらく意図的なモノで、きっと大した事無いショックシーンも無理矢理煽る様な最近の演出パターンへの批判や差別化なんじゃないかと思います。
でもそんな事をしてるせいで、絵的にグロいんだけど、全然怖がれないんだからどうしようもない。まぁ序盤のチンタラさを考えれば、単に監督がヘタなだけかも知れませんが。
オチも意味不明だし、映画を見てる間ずっと寸止めを喰らってる様な、そんなモヤモヤした気分だけが残る凡作でした。
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/10/03
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