JIGSAW ルール・オブ・デス
原題は'Breathing Room'。大人気スリラーシリーズ「JIGSAW」の第五弾が早くも登場! 一応前作(?)「タワー・オブ・デス」の感想はこちら。
訳も判らぬまま、倉庫の様な部屋に監禁された十四人の男女。金属の首輪を嵌められ、脱走を試みた者はそこから流れる高圧電流によって即死というルールが課せられ、恐怖におののく彼ら。それでも犯人からのメッセージや断片的なヒント、そしてそれぞれに渡される様々なアイテムを持ち寄って脱出しようとするのだが、一人また一人と死んでいって…。
欧米各国からそれらしい作品を掻き集めて構成されてる「JIGSAW」シリーズですが、ここまでいかにもソリッドシチュエーションスリラーなのは初めてじゃないでしょうか。
それは良いんですが、そこからの展開がボンヤリとし過ぎ。例えば誰かが死ぬにしても、死んだ理由もボヤけるわ、死んだから状況が変わるって訳でもないわって具合で、まるで盛り上がらないし怖くも無い。
おそらくそれっぽいシチュエーションだけ作って、後の事は何も考えずに撮ったんじゃないでしょうか。オチも安易だし、スタッフの志の低さだけが際立つ凡作でした。
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