ヴァンパイア・クィーン
4/4レンタルリリース インターフィルム
原題は'Eternal'。カナダ製のエロティック吸血鬼スリラーです。主演は「リ・ジェネシス」のコンラッド・プラ。
モントリオール警察の警部レイに、最近疎遠だった妻が幼い息子を残して失踪したとの報せが入る。彼女が残した遺留品から、豪邸に暮らす謎めいた美女エリザベートにたどり着いくレイ。しかしエリザベートは‘奥さんと愛しあった後で別れた’と告げ、追い返すのだった。何とエリザベートの正体は、十六世紀から吸血鬼として生き続ける“流血の伯爵夫人”エリザベート・バートリ! なおも彼女の素性を探ろうとするレイに対し、エリザベートとその下僕イリーナは彼の周囲にいる女たちを次々に標的にして…。
大ネタにエリザベート・バートリ(バートリ・エルジェーベト)を持ってくるのは中々ですが、彼女は別にドラキュラ夫人じゃないんだけど。そんな設定の適当さも相俟って、ホラーとしての恐怖はほとんど無く、ミステリーとしての深みも無し。わざわざ行ってるヴェネチアロケも余り効果的じゃないなぁ。
しかし! この手の映画のキモは、何といっても出てくる女優さんたちのレベル! そして本作は、ヒロイン・エリザベート役のキャロライン・ネロンを筆頭に、名前は聞いた事無いけどセクシーな美女揃い! そんなお姉さんたちがこれでもかとエロいシーンを見せてくれる! しかも吸血鬼モノだから、ほぼ全員が血まみれ! エリザベートは史実通りに血のお風呂に入浴!!
と言う訳で、エロい外人のお姉さんが好きな方は要チェックな一本でしょう。くれぐれもホラーとしては過度な期待は持たないようにして下さい。
それにしても、「リ・ジェネシス」ではゲイ、本作ではマゾ*1と、コンラッド・プラは変わった性癖の役ばかりだなぁ。本人がそういう人なのか、それともそういう趣味を想起させる何かがあるのか? 確かに田亀源五郎先生の作品から抜け出た様なルックスはしてるけど。
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*1:ここでヒロインとの関係性が生まれる重要な設定の筈が、余り上手く描けてなくて残念。