仮面ライダー電王#49

 結局全員助かるヌルいEND。まぁそれは構わないけど、全員に華を持たせるのを優先したせいで、作劇上必要なシーンがかなり削られてしまってカタルシスも感動も締りも無い、個人的には平成ライダー最悪の最終回だった。特に最後は良太郎とモモタロスの二人にもっと焦点を当てても良かったんじゃないかな。
見終わっての感想。序盤は勢いがあって面白かった。キャラ人気が爆発するのも当然。しかしその人気にスタッフが舞い上がってるのが見て取れて、段々とシラケしまった。特に劇場版とのリンクするジーク編は最悪だったなぁ。あれで脱落した人が多かったらしいし、当然だと思う。その後、一旦は持ち直しかけた(今考えると、あれだけ嫌だったゼロノスコンビのお陰だった)のに、物語を〆る為に出したカイの登場で、イマジンの定義は変わっちゃうわ、話の終着点は見えなくなっちゃうわ。結局最後まで彼の存在は邪魔でしかなかったんじゃないかな。どうせ楽しいヒーロードタバタ劇だったんだから、平成ライダーっぽい謎解き要素なんか入れずに、巨大な超イマジンと全員で戦うぜ! みたいなノリで良かったんじゃないかと思う。結局スタッフ(特に小林靖子)がどちら(キャラに飛びついた人orこれまでのライダーファン)にも目くばせした揚句に中途半端なモノになってしまった気がします。
で、おそらく設定を見る限り、お話を紡いでいく形になりそうな「キバ」に期待してます。あぁ、自分が井上敏樹に期待する日が来るとは想像もしてなかった。よぉし、自分は柳沢ななのイメージDVDを頑張って発注するぞ! と思ったら、もう廃盤になっててショック。

仮面ライダー電王 VOL.9 [DVD]

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特撮二本をオンタイムで見て一眠りしたんだけど、起きてみたら十年くらい使ってたテレビが永眠なされていましたorz。勿論これもロンのせいだ! と言う訳で、「警視庁殺人課」以降のTV視聴感想はしばらく滞るのでご容赦下さい。