実録・愚連隊の神様 万年東一
- 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: DVD
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“元祖・愚連隊”“愚連隊の神様”と呼ばれ、あの安藤昇の親分でもあった万年東一を、宮崎学の小説を基にVシネマ化。主演は宅麻伸。
戦時中、華僑の大富豪・許大人の好意で上海へ渡ったものの何も出来なかった自分を悔いる、新宿一帯を仕切る愚連隊の親分・万年東一。今は闇市の利権を巡って三国人たちの抗争に明け暮れていた。その流れで、GHQから武器を取り上げられ、丸腰になった渋谷署の警護まで頼まれる始末。だがこの抗争の裏に絵を描いた者がいる事に勘付く東一は…。
御国の為、日本人の為なら、右だ左だといった信条など関係無く立ち上がる男、万年東一。その男っぷりの良さから言い寄る女は数知れずという男前なキャラクターに宅麻伸が結構ハマってました。
そして彼の影で暗躍するのは巣鴨プリズンに収監された右翼の大物・児島年雄(当然モデルは…)! という感じで、ネタにした人物も物語もスケールがでかくて面白そうだったんですが、これが本作のスタッフには明らかに手に余った様で…。美味しいネタはぶつ切り。そのせいで最後の児島との対峙に至る過程での盛り上がりも薄く、何とも勿体無い出来に。
キャストもベテラン揃いで充実していただけに余計に残念。書き出すと、“児玉誉士夫”役に新藤栄作、その部下に片岡竜次と成瀬正孝。許大人役に長門裕之。社会主義運動家役で小倉一郎。他にも伊吹吾郎、睦五朗、南条弘二まで出演。
二月に完結編がリリースされるんですが、この分では期待薄ですな。
- 作者: 宮崎学
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/06/03
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