マスク・オブ・レジェンド

 原題は'Day of Wrath'。クリストファー・ランバート主演の歴史ミステリーです。予告編はこちらで。
十六世紀のスペイン。大国となったこの国では異端者であるユダヤ人への迫害が続いていた。そんな時、ある地方都市で貴族の連続惨殺事件が起こる。だが保安官のルイが目を離した隙に死体はおろか、現場に飛び散った血痕すら消えていた。それでも単独で捜査を続けるルイは、黒覆面の男の存在に気づく。しかし、事件の核心に近づいたルイに対し、街の実力者たちからの圧力がかかって…。
パッケージはランバートの代表作「ハイランダー」風のダークファンタジーアクション調ですが、中身は謎解きがメインの歴史ミステリーでした。
で、おそらくハンガリーで撮影された街並みがいかにもだし、衣装や室内の美術も意外に頑張ってるので、それらしい雰囲気は感じられます。しかし演出に深みが無いんだよなぁ。黒覆面の男の扱い方も後半になると適当になっちゃうし。それなりに考えられたオチがあるだけに勿体無い気がしました。
一応、スペイン美熟女のヌードもあるし、惨殺死体はグロかったりと、これもそれなりには見られる出来ではありますけどね。