ヴァイタル・スペース


9/28レンタルリリース クロックワークス

※予告編
 原題は'Decaying Orbit'。「ファンタスティック・フォー」等のCG製作に参加していたティム・パイルって人の監督・脚本による宇宙SFです。
異星人によるウイルス兵器によって滅亡の危機に瀕していた地球。他の惑星系に作られた宇宙ステーション内で抗ウイルス薬の開発が進められていたのだが、突如宇宙ステーションが爆破! 辛うじて脱出したのは僅か五人だけだった。地球との通信も途絶え、燃料や食料が底を尽く中、五人の中に裏切り者がいる事が判って…。
一応、宇宙船同士によるドッグファイトもあったりしますが、基本的に誰が裏切り者かを探る駆け引きをメインにした作品でした。
CGに関しては流石にそれなりに健闘してると思います。まぁゲームのOPムービーチックではありますけどね(設定も含めて)。
それに対して脚本の方は、明らかに稚拙で行き当たりばったり。もう登場人物がアホ過ぎて、せっかくの密室劇なのにスリルの欠片もありません。演出も凡庸だし、そういう才能には恵まれてないんじゃないでしょうか。
そこそこ綺麗なお姉さんたちの下着姿みたいなサービスショットもあるんですが、そのシーンを見ても監督さんは基本的に真面目な人なんだと思います。CGの世界に引きこもってる方が幸せなんじゃないかな。

ヴァイタル・スペース [DVD]

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