ザ・コンタクト

ザ・コンタクト [DVD]
4/6リリース クリエイティブアクザ
 原題は'Groom Lake'。ウィリアム・シャトナーの監督・原案・主演で贈る第三種接近遭遇SFです。
アメリカで最もUFOを目撃できる街、ローウェルにやって来たアンディとケイトのバカップル。調子に乗って軍の立ち入り禁止区域をジープで暴走していたのだが横転。助けが来る筈も無く、野宿する事に。しかし山の稜線がぼんやりと光るのを見たアンディは、ケイトを残して更に禁止区域の中央へ。すると地下からクラゲの様なUFOが出現した! 一方、アンディの帰りを待つケイトは、偶然立ち寄った男たちに助けを求めたのだが…。
実は禁止区域内に軍の極秘施設があり、そこに地球に不時着していた宇宙人とUFOを隠していて…という話。シャトナーはそこを管理する軍人役で登場。良いモンは若い奴らに任せて自分は悪役かぁと思ったら、UFOを修理してあげて宇宙人を返そうと計画する良い軍人さんでした。流石は“宇宙の海は俺の海”、自分大好き、我らがカーク艦長だぜ!
でまぁ、作品の方はと言うと、焦点がイマイチ絞れてない凡作でした。宇宙人と軍人の交流、宇宙人を目撃してしまった若者たちの悲劇、周囲に馬鹿にされながらもUFOの存在を信じてきた中年カップル。どれか一つに絞ってればそれなりの作品になったと思うんですが、全部やろうとして失敗…みたいな。そういや「スター・トレック」の劇場版を見て唯一途中で寝ちゃったのが「新たなる未知へ」*1だったのを思い出しました。
それと本来の主人公アンディのキャラがアホ過ぎるのも難点。恋人が止めるのも聞かずにデビルズタワーみたいな岩山をジープで登ろうとするし、恋人を置いてUFOを見に行ってる間にレイプされちゃうしで…。恋人ケイトが本当に可哀想。ちなみにケイト役は「エンジェル」のエイミー・アッカー