U.K.M.
4/6レンタルリリース インターフィルム
原題は'UKM: The Ultimate Killing Machine'。マイケル・マドセン出演のソリッドシチュエーションスリラー(って事になってます)。
米軍に志願入隊した若い男女四人が、人里離れた場所に立つ軍事施設に運ばれてくる。新兵訓練所かと考えていた彼らだったが、次々に奇妙な実験を施されていく。危険な場所だと察知し、隙を見て逃亡を図る四人。だがそれを監視していた責任者たちは、まるでそれを期待していたかの様にほくそ笑む。やがて、出口が見つからず焦る四人の体に異変が! そしてある監獄の様な部屋で怪物の様な男を発見して…。
実験の内容は激減する入隊志願者を補う為に、脳幹をイジって通常の二倍のパワーを発揮するスーパー兵士を作ろうというモノ。当然“怪物”の正体は実験の失敗作。
四人の若者は社会から落ちこぼれて、もう軍隊くらいしか行き場の無いボンクラども。そんな彼らがスーパーパワーを身につけて…という、目新しくは無いけれど面白くなりそうな設定だったんですが…。
とにかく話の構成も演出も適当過ぎ!*1 せっかくのスーパーパワーも、上手く話に絡んでいかないからイライラします。このジャンルって、最終的に誰が生き残るかが重要だと思うんですが、そんなの全く興味が無い様な行き当たりばったりっぷりで…。せめてせっかく出てくれたマドセンくらいは、ちゃんと見せ場を作ってやれよ!
唯一マシな部分は、出演してる女優さんたちが結構見られるレベルって事(特に女科学者役のDeanna Dezmari)。全員セックスしそうになるんですが、全部寸止め! 全員下着止まり! せめて一人でも脱いでくれてれば…。