女死刑囚の脱獄@チャンネルNECO

録画して放置し捲ってた新東宝映画を、いい加減消化する事にしました。とりあえず今日放送された中川信夫監督作から。べ、別に女囚映画が好きな訳じゃないんだからねっ!

父の決めた婚約者を捨て、恋人との子供を妊娠した資産家令嬢、京子(高倉みゆき)。彼との結婚を宣言した夜、父が急死! 結婚の件で言い争っていた京子のハンドバッグから死因となった青酸カリが! 物的証拠だけで被疑者否認のまま、死刑判決! さすが1960年の映画ですなぁ。

この後は、盛岡刑務所に投獄されたヒロインが、お約束のレズのお誘いもありつつ、ベテラン女囚(若杉嘉津子)の計画に乗って脱獄!

この脱獄シーン。手口自体は簡単なものですが、ロングショットを多用したりのスリリングな演出は中川信夫らしい巧みさでした。更に東京へ向う列車でのシーンも面白い構図が多かった。

で、物語の方ですが、善玉に見えた恋人が実はヒロインの義妹はおろか義母とまで関係を持っていて…という終盤の急展開に正直ビックリ。