怨霊の森

原題は'The Woods'。ホラーと言うよりもゴス少女の恋愛映画として見たい佳作「MAY メイ」のラッキー・マッキー監督作です。

1965年。自宅を放火して全焼させた少女ヘザーが、深い森の中にある寄宿学校へ編入して来た。転校早々いじめに合うヘザーだったが、その夜斧を振りかざす血まみれの少女の夢を見る。実はこの学校には、百年前に森から現れた魔女とその妹たちによって乗っ取られているという伝説があった。ヘザーの耳には奇妙な囁きが聞こえ始め、女生徒たちが一人、また一人と消えていって…。

西洋の怪談モノでは定番中の定番、森自体がモンスターというホラー映画。そんな定番話ですからそれ程驚くような事は起こりませんが、監督の演出も外しはしていないんでそこそこ見られました。

主演のアグネス・ブルックナーは今風の顔立ちで、森に魅せられる少女と言うにはちょっと違和感アリ。でも校長役のパトリシア・クラークソンはノスタルジックな本作の雰囲気にぴったりハマってます。彼女以下、女教師役のオバさんが皆怖いのも本作の良い所! それといじめっ子役のレイチェル・ニコルズは美人だったなぁ。

ヒロインの父親役でブルース・キャンベルも出演。基本的に女房の尻に敷かれてる気弱な親父ですが、最後には…!

全編に流れるレスリー・ゴーアのナンバーも効果的でした。

Ultimate Collection 1963-1968: Start Party Again

Ultimate Collection 1963-1968: Start Party Again