サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋

原題は“地下鐡”(英題'Sound of Colors')。台湾の絵本ブームのきっかけとなったというジミーの代表作をトニー・レオン主演で映画化。

盲目の女性ヨークは、偶然デートクラブを経営する男、ホーと知り合う。何故か意気投合する二人だったが、ある日新開発のジュースを飲んだホーの目が見えなくなって…。

絵本が原作だからか、クライマックスがクリスマスだからか。全体がファンタジックな作りになってて、“香港=アクション”な自分にとってはむず痒くなってくる、ちょっと苦手な作品でした。でも、当たり前だけどトニー・レオンはやっぱり上手いなぁと感心。相手役のミリアム・ヨンはともかく、その父親役のラム・シューが相変わらずのイイ顔で良い味を出してました。

それとこの作品。メインのストーリーに、これまた偶然地下鉄で出逢った若い男女の恋愛話が挿入される構成になってるんだけど、これに何の意図があるのか最後まで判りませんでした。女の子の方を演じるドン・ジェちゃんはいつも通りの萌え萌えウィスパーボイスの薄幸美少女でしたが。