赤胴鈴之助#49〜52@時代劇専門チャンネル
#49。何とか逃げ延びた鈴之助からの情報で一太郎と雷之進が海底基地に潜入。爆破に成功したと思った瞬間、巨大銀髪鬼が。一方鈴之助は真空斬りの改良中。真空斬りを切り裂きながら飛ぶ白鷹に父の姿を重ねながら十文字真空斬り完成を急ぐ。
#50。江戸は壊滅寸前。幕府は南蛮渡来の新式大砲を長崎から運び入れる事に。そこに鬼面党の新兵器・鬼面戦車が! 対決の中で偶然十文字真空斬りが出て戦車を撃滅!! そして大介が鬼面党の秘密の出入り口を発見する大手柄。早速乗り込むが…。
#51。気球で逃げる銀髪鬼を追う鈴之助たち。霧で見失うも鬼面党の片目虎の襲撃を受け、ここ富士の裾野が敵の総本部に近い事を悟る。樹海に迷い込むが、総本部への入り口を偶然発見。地下の総本部で十文字真空斬り*1を発動、壊滅させたかに思えたのだが…。
#52。遂に最終回。大介*2を逃がし、一太郎と雷之進が盾になって、いざ銀髪鬼との最終決戦へ! 巨大銀髪鬼を十文字真空斬りで見事倒す!! 富士に上る朝日を爽やかに眺めながら、日本一の剣士になる事を誓う鈴之助たちであった…。って、さゆりちゃんたちの出番は無しかよ!
脚本/鈴木よしたけ、コンテ/吉田茂承、作画監督/荒木伸吾他。
完走しての感想。そもそも原作がこの手のジャンルの基礎を作った作品だけに、現在まで続く少年バトルものの基本が全て詰まってます。それを当時、そしてその後の日本のアニメ界の主役になる一流スタッフが大挙集って作ってるんだから詰まらない訳がありません。本当にこの頃の東京ムービー、というかAプロの作品は凄いわ。
それから細かい事を少々。タイトルバックにも使われている真空斬りのバンクですが、意外と本編中では使われていませんでした。コンテ/宮崎駿の傑作なのに、やはり外部スタッフのものだったからかな。それと最終兵器の十文字真空斬りが本当に終盤まで引っ張ってたのには驚きました。