ナイト・ウォッチ

予告を見たらえらく面白そうだったロシア製ダークファンタジー。三部作の第一作だそうですが…。

簡単に言えば、光と闇の勢力がこの世のどこかで戦ってるという、実にありきたりなストーリー。まぁ見所はビジュアル面だと思っていたので、それは余り気にならなかった。しかし、そのビジュアル面が…。

これ見よがしにVFXシーンが矢継ぎ早に繰り出されて、それも車のエンジン点火みたいなどうでもいい所にまで使われてるので、途中で飽きちゃうんですよね。見せるべき所と見せなくてもいい所に差が無いというか。こういうのは緩急つけないとホントどうでもよくなっちゃう。しかも自慢気に長々と見せるもんだから、逆に粗が目立ってしまって…。PS2にしてはショボ過ぎるポリゴンの格ゲーには笑ったけど。

これで超バトルとかあれば見せ場になったんだろうけど、それも無い。ホント抑揚の無い映画でした。この辺、ハリウッドは何だかんだ言ってちゃんとしてますわ。このスタッフのままだったら、続編も大して期待出来ないだろうな。