ブルー・ワールド・オーダー

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3/7レンタルリリース キングレコード

原題も'Blue World Order'。この手の映画の本場オーストラリアからやって来た、最終戦争後の地球を舞台にした近未来SFアクションです。主演は「ウェントワース女子刑務所」に出ていた(らしい)ジェイク・ライアンという人で、監督もよく知らない人たちですが、ビリー・ゼインに「ホビット」シリーズのスティーヴン・ハンター、アナキンの義理の父ちゃんことクリーグ・ラーズを演じてたジャック・トンプソン、「マッドマックス2」のジャイロ・キャプテンことブルース・スペンスといった中々の面子が出演してます。

核戦争によって世界が崩壊した2022年。そんな中、幼い娘モリーと共に必死に生き伸びていたジェイクという男がいた。だが、謎の施設から生存者たちを支配しようとする謎の電磁パルスが発射され、モリーもその施設に連れ去られて…。

って、確かに近未来映画ではあるんだけど、予告編に出てくる真っ赤な砂漠でマシン軍団(デロリアンも!)が大暴走!みたいな、「マッドマックス」的なヒャッハーシーンは全然出て来ず、何とも鬱々としたトーン…。

そんな中で、親子が街中でサバイブしている回想シーンが挟まるんですが、コレが“俺たちも格闘アクションが撮りたいぜえ!”作品で見かけるショボい殺陣(というか単なるド突き合い)が飛び出したりして、何ともイヤ~な予感…。

実際、オモロい映画を撮りたい!という熱よりも、安っぽさの方が目立つ絵とお話が延々と続きます。

で、前述のような暴走シーンが出て来るのはラスト30分過ぎてから。実はこの辺からちょっと面白くなったりはするんですが、何とも唐突だし、時既に遅しだったと思うなあ。

そんな感じで、多少出来は荒くても勢いがあれば…という期待が虚しくなる作品でした。ラストも何だよ、アレ…。