エンジェル・ウォーリアーズ

原題は‘鐵血嬌娃’(英題'Angel Warriors')。コリン・チョウ、シン・ユー、アンディ・オン、そしてユー・ナン(女の子なのに余男って中国人の感覚はわからん…)という結構な武打星*1が揃った中国製のアクションアドベンチャーです。日本代表で木幡竜も出演。監督・脚本のヒュアヤン・フーも少林寺出身らしく、「新・少林寺」の製作にも名を連ねていたヒト。

ケナと呼ばれるタイ奥地のジャングルに棲む“虎族”の酋長の血筋ながら、一族の近代化のためにその座を降りて町に下り、今はジャングルのガイドとして暮らす青年アーセン。その親友で、彼に英語を教えた金持ちの息子デニスが連れてきた今回の客は、世界的にも有名な美女揃いのバックパッカー五人組+そのボディガー*2。更にデニスとテレビ取材班も加わってツアーが始まったのだが、ジャングルでは虎や“虎族”たちが突然彼らを襲ってきた! 場違いな重火器を装備していた“取材班”も応戦するが撃退されてしまい、客たちはバラバラに…。

実はデニスは、父親の命令で虎族が持つ宝石の数々を狙っていた…というお話なんですが…。

とにかく、作りが非常に垢抜けないという雑! ちょっと面白くなってきたかと思う度に回想シーンを挿入させてテンポを悪くさせてたり。虎や猿といった動物たちのCGもショボショボ。

また、“虎族”もタイの山岳民族というより、“ザ・原住民”というか、食人族みたいなルックスなのも、この時代にどうなのかと。

それでいて、これだけの面子が揃ってるだけに、アクションは超キレキレ&豪快。美女軍団(ユー・ナン以外はモデルがメインの人たちみたい)も冒頭から水着のサービスシーンで楽しませてくれたりと、何ともバランスが悪い作りです。

と、文句を書き連ねてみましたが、この感じって、ギャガ時代の江戸木純さんがムチャクチャな邦題を付けていた作品群というか、チュー・イェンピンが昔監督してた作品みたいな匂いが蘇ってきて、昔から香港映画を見ていた人間にはたまらない魅力が!

この辺のヤツね。

そんな感じで、良く出来てるとはとても言えないけれど、製作費だけはハリウッド並なものの味気なくなってしまった最近の中華圏映画に比べれば、俺たちが見たかったのはこっちだよ!と言いたくなる珍品でした。

エンジェル・ウォリアーズ LBX-756 [DVD]

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コレとは当然関係無し。感想はこちらにチョロっと。

ユー・ナンといえば今は「ウルフ・オブ・ウォー」シリーズのヒロインですね。

*1:ジェット・リードニー・イェンにぶっ飛ばされてる面子ともいう。

*2:まるで宅八郎みたいな冴えない格好のコリン・チョウ。だが決戦となった瞬間、いつもの丸刈りスタイルに!