ハンティング・ナンバー1

原題は'Happy Hunting'。よく知らない人たちが作った人間狩りスリラーアクションです。キャストもほとんど知らない人たちばかりですが、その中に何故かリメイク版「フットルース」で華々しくデビューしたものの…なケニー・ウォーマルドが。

アル中&ヤク中でどん底の生活を送っていたウォーレンに、昔の女がメキシコで死んだとの知らせが。彼女が自分との間に出来た子を育てていたと聞き、人生を変えるきっかけにしようと車を走らせるウォーレン。途中、名も知らぬ砂漠の町に立ち寄ったのだが、そこはちょうど年に一度の狩猟祭りの日。だが、その祭りの獲物とは、ウォーレンら、この町に流れてきたろくでなし五人だった!

砂漠のど真ん中に放り出される主人公たち。町民の中から選ばれたハンターたち。ある家族は車で“獲物”を追いかけ、ある者は狙撃ライフルで遠くから狙いを定め…という展開です。

で、人間狩り映画といえば、標的になるのはセクシーなおネエちゃんと相場が決まってる、はずですが、本作は前述の通りのムッサいおっさんがほとんど(一人だけひ弱そうなアンちゃんがいました)。そして追っかけるのも、いかにもアメリカのド田舎に暮らしてそうなイイ顔した連中!

なので、お色気面でのお楽しみは無いものの、犯罪映画としての雰囲気は中々。

ただ、これで話が持つのかな?と気にしていたんですが、実際…うーん…持ってなかった気が。中盤以降はちょっとタルく感じられたなあ。

主人公がどんだけろくでなしかをパパっと見せる冒頭部分等、映像面では切れもあって悪くなかったので、このスタッフの今後にはちょっと期待したいところではあります。

www.realoclife.com