エスパー・リーグ

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9/2リリース プライムウェーブ

原題は'Mind Blown'。「デス・クルー」「72時間 タイムリミット」「エイリアン・インセプション」に続く、監督・脚本/クリスチャン・セスマ&出演/ルーク・ゴスのコンビによる、シネテル・フィルムズ製のSFアクションです。主演もセスマ作品の「ザ・ヴィジランテ」に出ていたジェシカ・ユーベルアーガという女優さん。脚本には「シャークネード」シリーズのサンダー・レヴィンが参加してます。

冷戦時代からの技術を使い、米軍が極秘裏にエスパーを集め、軍事利用しようとする“マインドブローン計画”が、無人の街を標的に訓練を実施! だが、その直前にエスパーチームのリーダー、ジェニファーが、未発見の能力者アダムと“コンタクト”してしまった事から大惨事がおこってしまう!

ヒロインはテレパシーを使ったレーダー役、兼、メンバーの能力を集める増幅器の役割。そんな彼女が標的を間違えたモンだから、アダムが住む砂漠の町で地震! 雷! 大竜巻! コレを見て計画は中断され、アダムに興味を持ったジェニファーは施設を脱走して町へ…という展開です。要するに、エスパーものとしては超ありがちなお話。

まあ、ありがちではあるけど、序盤はソコソコ見られる感じ。ただ、主役二人を米軍特殊部隊、そしてエスパーたちが追う展開になってからは、いつものセスマ作品らしいグダグダ具合に。

まず、超能力モノって、VFX関係が安ければ安いほどマヌケに見えちゃうじゃないですか。腕を上げて唸ってるだけじゃん!という。本作はモロにソレで。念動力で人を飛ばすシーンも“吊ってるだろ!”という。

そして、演じてる役者にエスパーっぽい雰囲気がまるで無いのも問題。唯一雰囲気を持ってるハズのルーク・ゴスは、計画に反対する将軍役で出番はチョロっとだし。そう、将軍役なんですよ。見た目はいつものはみだし刑事風の格好だけど(w。

災害シーンも同様で、いつものシネテル製ディザスターパニックで見るセコいCGが連続する、まあ予想通りの凡作でした。

楽しみですね!(w。