ハザード・オブ Z

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2/3リリース プライムウェーブ

原題は'Dead Rush'。スタッフ、キャスト共によく知らない人たちが作ったPOV形式のゾンビホラーです。

突然ゾンビウイルスが蔓延! 調子を崩し、仕事を休んでいたデヴィッドの妻もこのウイルスを発症し、いきなり警官に撃ち殺されてしまう。失意のデヴィッドは親友と共に、無人のジムを見つけ、そこに隠れ住み始めたのだが、今度はその親友が…。

POV映画というと、無理矢理にでも撮影しているというテイで進むものの、終盤になると“そんな危機的状況でもカメラを構えるかね?”という疑問がどうしても湧いてしまうのが常。

ところが本作は、もう開き直ってカメラなど無し! 特に説明も無く、終末世界をサバイブする主人公の視点をそのまま見せるという設定で進んでいきます。

で、低予算のゾンビ映画らしく、顔だけ多少のメイクをし、後は体に血糊を付けただけの“ゾンビ”が暴れるシーンは少なくて、ほとんどが主人公のダベりに終始。ただ、ふざけては撮ってないんで、腹が立つほどヒドい…という事はなかった、かな?

カメラの存在を排除した監督の意図も、クライマックスが近づくに連れてわかってくるし、ゾンビ映画好きなら許せる…んじゃないかな?

ハザード・オブZ [DVD]

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