ライジング・フィアー

原題も'Rising Fear'。トム・ゲッティという見知らぬアンちゃんが製作・監督・脚本・撮影・編集・音楽、そして主演という一人七役で作ったテロ系サスペンスアクションです。その他の出演者も知らない人たちばかりですが、IMDbの点数は今日現在で何と8.0点! まあ、たった五票しか入ってないですけど(w。

ピッツバーグ。元海兵隊特殊部隊のリーダー、ライアンは、偶然バスで乗り合わせたアマンダという女性と親しくなり、電話番号を渡される。別れた後、早速その番号にかけてみるライアン。だが、それと同時にピッツバーグ市内で大規模な爆破が次々に発生! 問題の番号が起爆スイッチになっていたのを掴んだFBIのカーター捜査官は、何も知らぬライアンを逮捕、取り調べを始めるが…。

辛くもFBI*1から脱出した主人公が濡れ衣を晴らすために奔走する一方、何かを感じた捜査官も真相を追う! だが、そんな中で犯人は新たな計画を実行して…という、まあこの手の映画では定番の展開です。

定番といえば、こういう一人何役も務めて作られた低予算映画にありがちなパターン通りに、冒頭から“アメリカが〜”とか“オサマ・ビンラディンが〜”みたいな、身の程知らずにやたらスケールのデカいメッセージが、ガチャガチャ映像をバックに流れてきて、頭を抱えてしまいました。“また知らないアンちゃんの電波に付き合わなきゃいけないのか…”みたいな。

まあ実際は、一応真面目には作ってあって、電波度はさほど強烈ではありませんでしたケド。

しかし、おそらく誰も元海兵隊のリーダーとは信じないであろう、赤ら顔*2で冴えないルックスのゲッティを筆頭に、役者の誰も彼もがハナに欠けてるせいで、デカいスケールの設定に全くリアリティが感じられない(特に大統領!)。他にも、書類に書かれてる字が汚すぎ…とか、女優さんの眉毛が…とか、ツッコミどころ満載。

そんな、どこを取っても低予算丸出しの凡作ではありましたが、爆破のエフェクト等、CG関係はそこそこ見られる出来。といっても監督にそういう才能が〜というより、最近の映像編集ソフトの出来はスゴいなあ…という感想にしかならないんですけどね(w。

*1:といっても、オンボロ電気屋の倉庫みたいなトコですが。

*2:冬に撮影したらしく、野外シーンでは役者全員が鼻とほっぺた真っ赤っ赤なのも、作品全体のマヌケさを増幅させてます。