ザ・トランスポーター ロンドン・ミッション

原題は'Level Up'。TVシリーズ「リベンジ」のジョシュ・ボウマン主演の英国製サスペンスアクションです。共演は「ブラック・ハッカー」のニール・マスケル。監督は全然知らない人で、当然同じメーカーがリリースしたスペイン映画「ザ・トランスポーター」とは縁もゆかりもない作品。

典型的なダメ男のマット。そんな彼の家に突然マスクを着けた三人組が押し入り、無理矢理マットにベストを着せ、“そこに入っているモノを指定の場所まで運べ、さもなくば恋人の命は無い”と脅されて…。

スマホに掛かってくる犯人からの指示に主人公が右往左往するという、もう何度見たかわからない、超ありきたりなシチュエーションのスリラーでした。

ただ、それにしてはテンポは悪くないし、映像はシャープ。音楽も実はアニメ版「鉄コン筋クリート」のPlaidなので悪くない。

で、“レベルアップ”という原題だし、ボンクラ主人公は案の定ゲーム好きとあって、犯人からの無理難題なミッションをクリアするうちに…という流れ、ではあるんですが、その課題も結局クリアしたのかもあやふやで…。

それと、こういうのは“ゲーム”が進むうちに、主人公が日常とはかけ離れた場所、もしくは精神状態に堕ちていく…というのが筋だと思うんですが、その辺も本作は甘々。

ぶっちゃけるとオチも凡庸。要するに凡作なのでした。

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邦題はコレに引っ掛けたんでしょうが無理があるなあ。