アート・オブ・ダークネス

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10/4レンタルリリース アースゲート

原題も'Art of Darkness'。全く知らない人たちが作った、英国製の拉致監禁スリラーです。

夜毎悪夢にうなされていながら、家計の都合もあり、モデルの仕事でカメラマンが待つ豪邸へ一人向かったリズ。だが、休憩中に入ったバスルームに、目玉が繰り抜かれた女性の惨殺死体が! 慌てて夫に連絡したリズだったが…。

冒頭から、ジャングルに逃げ込んだ美女、鎖に繋がれて仮面の男にいたぶられる美女、妙にファンタジックなラブシーン、美女のシャワーシーンと色んな絵が出てくるんですが、演出、編集、役者の演技と凡庸なルックスが相俟って、コレが一体なんなのか、美女は同一人物なのか、どれが本筋なのかわかんなくて、色んな意味で混乱してしまいます*1

その後も、犯人と被害者以外の、コレいらないんじゃあ…という寄り道シーンが連続するからイライラしてしまう。特に、旦那が妻の行方を探す件は、一応謎解きパートっぽくはあるんだけど、事件に中々結びつかず、すっぱり切っても問題無いという無駄さ加減。

と言っても、犯人による残酷シーンの方も、一応それなりの血糊は出るものの、やはり演出が下手なせいで全く迫力無し。被害者の血で絵を描くという、犯人の猟奇性を示す良いシーン、の筈なのに、逆に物凄く短いし。そもそも、そういう設定なら何故犯人を画家じゃなくカメラマンに? わかんねえ!

エロさ方面への突っ込みも同様に手ぬるいという凡作でした。

*1:と言うか、最後まで見てもよくわかんないまま…。