エクスペンダブルズ・ゲーム


『エクスペンダブルズ・ゲーム』プロモ

原題は'Beyond the Game'。「セクター4」のオリヴィエ・グラナー主演のアクション映画なんですが、出演者がモノ凄い! エリック・ロバーツビリー・ゼインダニー・トレホキャスパー・ヴァン・ディーン、コスタス・マンディロア、ルイス・マンディロア、トニー・トッド、ケヴィン・ソーボ、スティーヴン・バウアー、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、マイケル・マドセンアーマンド・アサンテ、ロレンツォ・ラマス、ラルフ・モーラー、パトリック・キルパトリック、ブライアン・トンプソン、リチャード・チェイヴス、マーク・ダカスコス、マイケル・ジェイ・ホワイト、ドン・ザ・ドラゴン・ウィルソン、トミー・タイニー・リスター・Jr.、アキ・アレオン(「ブラドック」!)にマーティン・コーヴ(コブラ会!)。女優陣もクリスタナ・ローケンケリー・フーバイ・リン、シンシア・ラスロックにオクサナ・グリゴリエヴァ(ティモシー・ダルトンの元嫁&メル・ギブソンにDV受けたヒト)までという、もう劇場未公開系アクションが好きな方には垂涎の、“エクスペンダブルズ”の名に恥じない豪華?キャスト!! 監督のエルケン・アルガシェフは下記のような作品をグラナーと撮ってるカザフスタン出身者。
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視聴率回復を狙って、ケーブル局のプロデューサーが、本物の強者たちにデスマッチを行わせるリアリティショーを企画。だが、選りすぐりの参加者の中には、最前線から帰還したばかりの特殊部隊出身、ナッシュがいて…。

未公開映画好きの方ならもう承知でしょうが、前述の豪華?キャストのほとんどは顔見せ程度の出演時間、多めの人でも半日拘束、演技の方もそれに合わせた手抜き具合、という作品でした。更に言うと、どっかのコンベンションで適当に撮っただろ!という雑な場面があったり、ケイリー=ヒロユキ・タガワとアキ・アレオンのシーンに至っては、監督の前作'Lost Warrior: Left Behind’の一場面が混ぜ込んであったりと、何だコレは?!という作り。

お話は、そんな豪華キャスト扮するケーブル局のスタッフが、ダラダラとダベりながら番組製作を開始。すると、参加していたグラナーの闘争本能に火がつき、“バトル・ロワイアル”会場の孤島で殺戮が!?という展開です、一応。

まあとにかく、多過ぎる役者+シーンによって温度差があり過ぎるテンション+ガチャガチャ映像に出来のマズさもあって、見ていて非常に疲れる作品でした。珍作なのは確かなんですが。

あと、バイ・リン姐さんはもう少しはオッパイの出し惜しみをした方がよろしいのでは? 何もこんな映画で脱がなくても…。